MAJIRUSHI  MENBER'S ESSAY    総合政策科学研究科 2004年度生  雨宮 千恵



shikaku    東京から来て感じた、京都・同志社・真山ゼミ。


 私は4回生の春、国内交換留学の制度を利用して、東京の早稲田大学から京都の同志社大学へとやってきました。もともと京都が大好きで、いつか住んでみたいと思っていて、将来は京都市の公務員になるという野望を持っていたのです。そのため京都に住んで実際に生活をしてみて、もっと京都のことを知りたいと考えました。そうして1年間京都で一人暮らしをして、ますます京都が気に入ってしまい、早稲田を卒業してそのまま同志社の大学院に進学することになりました。


 京都の一番の魅力は歴史や文化の由緒ある場所へ行きたいときにふらっと行けることです。私は古い建物の独特の雰囲気が好きなので京都をあちこち巡りました。町をただ歩いていても飽きないし、ちょっと違う道を通るだけでも発見がいっぱいあります。京都は決して古いばかりではありませんが、そこここに古いお寺や神社や町並みが残っていて本当に美しいです。東京は昔から残っているものは少なく、新しいものが次々と現れていきます。実家に帰るたび、家や学校の周りも何かがなくなって新しい何かに変わっていきます。そんなふうに変化のスピードが速いので、京都にいると東京より時間がゆっくり流れている感じがしました。私はこの京都の時間の流れ方が心地よくてとても好きです。


 同志社大学は昼も夜もきれいで、良い雰囲気をもつ学校だと思います。校舎の一つ一つに漢字の名前がきちんとついていたり、チャペルやクリスマスツリーがあったりと早稲田にはない素敵なものがたくさんあって新鮮でした。私は今出川しか通っていないので田辺キャンパスのことはよくわかりませんが、実感として同志社は雰囲気にしても学生にしても「落ち着いている」という印象があります。早稲田では5つの学部が1つのキャンパスで4年間を過ごすので、人がとにかくたくさんいて、いつでも騒がしい感じがしていました。同志社と早稲田の違いについて尋ねられることはよくありますが、それぞれにスクールカラーがあって微妙に違うところもあるけれど、そんなに大きな違いはないように思います。


 昨年、同志社大学で過ごした時間のなかで一番多くを占めていたのは、ゼミでの活動だったと思います。私は4年生だったのでゼミに入れるとは思っていなかったため、予想外のことでした。春学期が始まる前に真山先生とお話をして、3年生のゼミに入ったらいいのではというアドバイスをいただき、そうさせてもらいました。最初はみんなと仲良くできるか不安でしたが、みんなとても暖かく接してくれて1コ上という差はほとんど気になりませんでした。
 ゼミでの活動は早稲田のときとはかなり違うやり方だったので驚きました。以前所属していたゼミは教授が文献を指定して、その内容についてゼミ生が発表をして議論するというものでした。ところが真山ゼミではゼミ生が主体的に行動していくことが求められるので最初は戸惑いました。みんなで話し合いをしてどうするのかを決めていくのはスムーズに進まなかったり、うまくまとまらなかったりと、なかなか大変です。しかしそのぶん自分たちで作り上げていくというかんじが、とても楽しくやりがいがあってとても充実しています。このゼミの活動を通じて得た経験や、学んだことは本当にたくさんありました。


 一度の大学生活のなかで東西双方の大学で学ぶことはなかなかできることではなく、大変貴重な経験をしたと思っています。たくさんの出会いがあり、いろんな考えを吸収し、さまざまな発見をすることができました。京都に、同志社に、そして真山ゼミに来られたことは私の人生で大きな意味を持つと断言できます。そして私の京都生活はまだまだ終わらず、ゼミの活動も続いていて、これからが大変というところです。
 まだしばらくの間、こうした恵まれた環境で学べることに感謝しつつ、これからもがんばっていこうと思います。





 

Copyright © Mayama Seminar.All Rights Reserved.