MAJIRUSHI  MENBER'S ESSAY    2000年度生 奥川 志暢



shikaku    卒業を機にゼミ活動を振り返る


 「アイリーン修復の際に以前のデータが全て吹っ飛んでしまったので、以前アイリーンにアップされていた僕のエッセイのバックアップを持ってないか?」と前アドミニN林さんから連絡が入った。確か卒業式一週間前の事だったような気がする。
 僕は自分の書いた文章を後に見直すことに全く興味が無い為、当然そんなものはあるわけが無い。「だから新たに書きましょうか?」と前アドミニに言ったところ、「お願い」と言われたのでこの文章を書くことになった。テーマは前アドミニが即興で考えたものだ。
 ゼミホームページに載るのだから当然ゼミの事を絡め、テーマに沿って文章を展開させていかなければならないのは当然の事だろう。でもこれが中々難しい。ぼんやり構成を考えているうちに新アドミニS井君からも催促のメールが届いた。ボチボチ作業に入らなければと思いこうして画面に向かいキーボードを叩いている。正直安易に引き受けたことを少し後悔していなくも無い。

前置きはこの位にしてそろそろ本題に入ります。

 「卒業」と言われてもその実感があまり湧いてこないのだが今こうして振り返ってみると僕等2000年度生の活動過程は決して平坦なものではなかったような気がします。
 3回生になり自分たちでテーマを設定し、最終目標を決めることだけで春学期の半年間を消費し、秋学期になって活動がようやく軌道に乗ってきたと思ったら就職活動アンド公務員試験。活動は再度ストップしました。 いつの間にか最終学年になっていたのですが、就職活動や公務員試験が一段落し、活動が再度軌道に乗り始めたのは確か梅雨に入ってからのような気がします。春学期末に二班が各々お世話になっている住民団体に向けてのプレゼンテーションをし、秋にインターゼミでの発表を経験し、クリスマスを間近に控えた12月末に大学で最後の発表を終えて僕等2000年度生全体での活動は幕を閉じました。

 今思えば歴代真山ゼミの中でも、これだけ長期間に渡って全体活動をしていた学年は無かったのではないだろうかと思います。テーマ設定に揉め、活動形態に揉め、最終目標の設定に揉め、活動を投げたくなったようなこともあったようななかったような。総じてうちの学年は自己主張の強い個性派集団だったからなおの事様々なシーンで揉めたのかもしれません。その癖ゼミの時間だけは大変大人しかった。全く不思議な集団でした。

 先生は僕たちの活動に対するアドバイスでもああしなさいとかこうしなさいという言葉は皆無でした。活動は殆ど2000年度生の自主性に任されていました。そのことは僕たちにとって凄く貴重でした。普通ゼミ活動は指導教授がある程度テーマ設定し、文献の輪読やゼミ生個人の発表がオーソドックスなものなのかもしれません。しかし、僕等のゼミはその様なゼミと一線を画した活動形態の下、自由にかつ自分たちの決定に対して責任を持ち、活動していくという経験を得ることが出来ました。僕個人としては一から物事を考え、作り上げていくことの面白さに気付かせてくれたのもこのゼミ活動での出来事が大きいと今になって感じます。

 高校時代までの受動的な勉強のスタイルは、学生にとってある意味において楽なものであるかもしれません。なぜなら言われた事さえやっていれば問題が無い訳ですから。しかし年をとるにつれて、社会に近づくにつれて、学ぶ姿勢が受動的なままでは済まされなくなると思います。自分たちの頭で考え、主体的に物事に対して取り組んでいく能動な姿勢が必要になる機会が増えていくのではないでしょうか。巷でソリューションビジネスや問題発見能力といった言葉をよく耳にする事がありますが、社会もまた能動的な人間を必要としているのだと思います。
 社会に出るにあたり大学で学ぶ事は殆ど意味が無いと言う人がいるかもしれません。確かに講義で得ることの出来る「知識」そのものは殆ど役に立たないものかもしれません。でも、大学で学ぶ事は単なる知識だけでなく、知識の得方や得た知識をどう加工し組み合わせていくかではないでしょうか。寧ろそのことのほうがはるかに重要だと感じます。

 上記のことを踏まえると、僕等がゼミで経験する事の出来たものはとても大きいもののような気がします。

 大学生の大半は卒業して社会人になるものなのでしょうが、僕はもう2年学生生活を延長することになりました。このゼミで得ることの出来た大切なものの正当性を社会に出るときに証明できたらと今感じています。

 本文を見返すと、随分偉そうな事を書いてしまったと思います。真山ゼミの推薦文みたいになってしまったと思わないでもないです。しかし、これ位大袈裟に書いても問題ないだろうと思いましたのでそのままにしておきます。これにて駄文を終わらせたいと思います。

 追伸:先生、お体に気をつけて政策学部という新たなステージで頑張って下さい。前アドミニN林さん、在職時に原稿完成出来ず本当にすみませんでした。新アドミニS井君、頑張って下さい。





 

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